香水の香りと恋愛
今週のお題「人生に影響を与えた1冊」について。
中学生のときに野ばらちゃんの本に出会って、それからずっと大好き。大人になって俗世に染まっても、野ばらちゃんの世界観だけは心のなかにずっと、大切にしまってある。
小説ももちろん大好きなんだけど、エッセイの「恋愛の国のアリス」に書いてあることが今でも自分を突き動かす。
特に好きなのが、「香水、着替えぬ」という章で書かれていること。
好きな人が帰った後、仄かに残るその人が付けていた香り。その残り香を嗅ぐ時、胸が苦しくなるのは、男子も女子も同じでせう。ずっと同じ香水を使用していれば、その香が、その人の香りとなる。
香水は季節によってとか、気分によって変えることが普通だけど、ずっと同じだと自分の香りになる、ということを野ばらちゃんから教えてもらった。
ある人が街中で甘い香水の香りがしてわたしを思い出したと言っていた。それはわたしも然り。少しだけ、しゅん、ってなる。会えないときが長いと、ちょっとだけ、鼻が敏感になる感じが、また少しせつなくさせる。
あと香水以外でも、その人の匂いが全部好きっていうこともある。遺伝子遠い人の匂い(笑)鼻炎のくせに(だから?)匂いには敏感だ。
他にも素敵なこといっぱい書かれてる。乙女必読書ですな!
ちなみに。
中学生くらいのときは、背伸びしてVivienne Westwoodのブドワールとかつけてたけど、今はJILLSTUARTのホワイトフローラルに落ち着いた。鼻炎なのと重たいノートの香水が苦手だから、スッキリ甘いJILLSTUARTに落ち着いた。
高いとか安いとかじゃなくて、自分を象徴する香りになるかって大切だよね。
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