仕事ときどき女の子

仕事も女の子もがんばらなくなりましたが、豊かに生きてます。

「にな」と「にな」じゃない方

「にな」は高校生のときから名乗っている「リアルじゃない私」の名称。

人一倍敏感な神経をしていた学生時代、言葉は私を救った。ブログを転々としながらも、文章を書くことは止めなかったし、今も続いてる。

 

…リアルな自分をネットに住まわせるようになったのは、TwitterFacebookが出来てからだ。今から10年くらい前かな。私にとってネットは匿名が普通だったから、大学の友達なんかとつながっていることがなんか落ち着かなかった。

今では、「にな」じゃない方のリアルな自分のアカウントは、会社のアカウントとして名刺にも載ってる。意識高い業界人のつぶやきがタイムラインに流れてくる。最近ノッてるサービスや、買収の話や、誰がすごい、あの記事がバズってる、ハラスメントが許せない、日本は遅れてる、海外ではとっくに、ああいう考えは悪だ。9割型どうでもいい話ばかりをたまにお気に入りに入れて、なんとなくRTして、本当に知りたいことなんか教えてもくれないのに、なんて頭の片隅で思っているクセに、どうでもいいものに最低限の反応をつける。

「リアルな方」は見られたくない人にだって見られる。名刺にも書いているしクローズに出来ないから、そういう人にも気を遣い、言葉を慎重に選別してつぶやく。

 

ときどき、本当にどうでもよくなる。全部が壊れてしまうくらいの破壊力を蓄えたつぶやきを投下してやりたい気にもなる。

大抵は仕事で嫌なことがあったときだ。仕事で嫌なことがあることに慣れなんかこない。特に理不尽な対人関係は、いつまで経っても傷はかさぶたにならずにヒリヒリしている。

めんどくさい人に、最近めんどくさい絡みをされて、図らずも家の中でパニック発作を起こしてバカみたいで虚しくなった。ただ、こんなバカみたいなやりとりから逃げるほうがバカみたいだと思ったし、職務だから我慢しようと思ってたけど、また次の日もバカみたいに絡まれて、しかも社長もバカみたいな対応しかしてくれなくて、諦めた。パニック発作起こしてまで絡みたくありません、みんな対処療法ばっかりでおかしいですよ、私がストレスに晒されるリスクの方が会社にとって悪だと思います、とまで言い放つ私は、どこかネジが外れてるのかそれとも強気なことはいい傾向なのか。まるで小説の主人公だ。

この人は私のSNSを見ている。もっと言うと、リアルにも会社とリンクしてる用と大学の友達とつながっている方の鍵垢があるのけど、こう分かれてしまった理由もこの人のせいでもある。ちなみに、実は「にな」の鍵垢もある。なんで作ったかよくわかんないけどたまに大きい声では言えないことを言う。

 

私にとってネットの世界は、クローズドなままでいたい場所。でも、リアルな世界に疲れたからネットに逃げ込んだのに、ネットはもはやマスメディア化、民主主義が広がり、もはやリアルと同じだ。品行方正をネットに求めるなんて、どうかしてる。

だからこそ、「にな」はリアルとの接点は皆無だし、フォロワーさんにリアルの知り合いは一人もいない。時々絡んで、ふぁぼってふぁぼられる関係がすごく好き。ネットでも人と絡むの苦手で自分からいけない人なんだけど、もっと本当は仲良くしたいと…思ってます…(ハート)

(どうでも)イイネ!

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