仕事ときどき女の子

仕事も女の子もがんばらなくなりましたが、豊かに生きてます。

生活

思い出を閉じ込めていく

祖母の四十九日直前にコロナに罹ってしまい、葬儀から一度もお線香をあげられずにいた。涼しくなったら行くねと叔母に伝えてはいたものの、仕事で頭がいっぱいいっぱいでなかなか行けずにいたのだが、やっと今日叔母宅に行き仏壇に手を合わせ墓参りもしてき…

最期の味は水羊羹

あれから約2週間、祖母が亡くなった。 先週金曜日、朝起きたら母親からあっさりしたショートメールが届いていた。覚悟はしていたとはいえ、涼しくなってきた頃また会いに行くねって約束したけど叶わなかったなと思ったり、曾祖母にそろそろこっちに来いと言…

お迎えを拒絶した祖母と、この世を拒絶したかった孫

母親から数年ぶりにメッセージが届いた。おばあちゃんが心臓発作を起こしてお迎えが近いから会ってあげてくれと。 コロナ禍になってから地元に帰っていない。コロナが原因ではなく、単純に家族に会いたくないから地元に帰っていないという、ただそれだけだ。…

正論が守ってくれても、事実は変わらない。

ninatanpe.hatenablog.com 前回の記事で書いたんだけど、 自分のことを差し置いて誰かのことを考えようとするのは、やりすぎると毒になりやすい私の性質だ。ただの平社員が身の丈に合っていないことをしている部分もあるとは思う。 このあたり、自分が過剰に…

解放と罪悪感が両腕を引っ張る今日このごろに

年末年始、帰省に対し神経をすり減らしているみんなへ。しんどいよね。なんだかよくわからない相反する気持ちが両腕を引っ張って、自分を引き裂くような気持ちがするよね。 私は今年も帰らない。妹から今年も帰らないの?とLINEが来たのを無視して、複雑な気…

思い出を置いていくためにiPhoneを手放す

スマホを変えた。正確にはまだ完全に移行してないのだが、iPhoneからAndroid機種に変更した。 思い出を置いていきたいと思った。かれこれ20歳頃からiPhoneユーザーで私の代々のiPhoneには思い出がデータとして受け継がれてきたが、もうこれ以上思い出を持ち…

いいことを日記に書くと体にいいらしい

毎度ご覧いただいている読者のみなさんはよくご存知だと思うが、基本、私は思考がこんがらがっていて複雑怪奇で、気がつくとダウナーモードになっている。 だがそんな私にも、時々嬉しいこともあるし突然バトンをいただくこともある。というわけで、id:necom…

どこまで年のせいなのか

無事転職に成功し、社会的信用も手に入れ、何も悩むことなんかないはずだったのに悩んでいる。 会社員になって思ったのは、コミュニティに属すとそれを基準として自分のことを測ろうとしやすいことだ。あの人と比べて劣っている、勝っている、負けていない、…

若かりし頃のサボりを一括返済するために美容クリニックに行ってきた

今年も2ヶ月くらいで終わってしまう。年内にしておきたいことなど毎年特に考えはしないのだが、2021年でフリーランスとして働くことを終えようかなと決意をしたため、何かと余裕のある今のうちに後回しにしていたいろいろなことをやろうと思った(仕事の話は…

たまにはライトな話したいからする

なんかこう…いつも記事を書くと苦悩してしまうので、苦悩していないになちゃんモードで今日は記事を書きます。 実技試験免除になって超うれしかった 半年スクーリングしていた心理学系の資格講座が終わり、この半年の成績が団体の求める「基準」なるものを超…

絶望と戦い、望みを再構築する

一個前に書いた記事を読んでいたんだけど、仕事をセーブしたいといいつつ、こういうのはコントロールきしれないもんで、ひどい忙しい時期もあったし別の仕事をしたりもしている。 さすがに、5件同時に案件が進行したときは頭がパニックになって、自分でなん…

自分を知る旅へ

結論から言うとしばらく仕事量を半分にして、しばらくがんばらないことにした。 私はこの投稿をした時期から結構考えていた。 自分の体に慢性的な不調があって検査にいったらいつもどおりストレスですねで診察終了したことや、取引先のクソみたいな人間との…

クソゲーな人生だと自覚し生きていく

正直なところ、緊急事態宣言中とても私は穏やかだった。世間が私のような超インドア派に寄り添ってくれているような気にもなったし、インターネットには様々なエンターテイナー達がたくさんおもしろいことを仕掛けてくれたし、家に出ないというのは私にとっ…

呪縛を解く一年だった

今年は衝撃しか受けてこなかった気がするけど、結果的に私自体がひとまわり成長したというか、成長といってももっと魂レベルでの格上げというか、うまくいえないけどそんな実感がある。 今年仲良くなった友達たちともすごくいい関係で、しんどいときに話を聞…

子供でいられなかった私へ

自営業になって1年ちょっと。大して稼働せずとも余裕のある収入を得られるほどに、それなりに、稼げている。まじで大人。 春からカウンセリングを定期的に受け続けていて、自分の置かれていた状況(うつや休職やパニックなどなど多数のラインナップ)の根本…

心の隙間

わかりやすいレッテルが貼られてないだけでヤバい人っていうのが身近にいるんだなと感じてて。 自分の人生を無意識に人のせいにしてるんだよな。嫌なら近づかなきゃいい、とはならずに人を責める。というかもう、責めずにはいられない、という言葉の方が近い…

安心できる場所を求めて

生きてる。なんとか生きてる。仕事のない時期を過ごしていたけど今はそこそこある。断ることもあるくらい急に舞い込んできた。様々なご縁は、意識してコントロール出来るものではないなと痛感する。いいときはいいし、悪いときは悪いのだ。それ以外何者でも…

大人になってもコントロールマザーの束縛と戦うのか

元カレのことは思い出すけれど、もう顔すらボヤけ輪郭が薄れている。 今の一大事は、元カレとの別れをトリガーにして、子供の頃の家庭環境の悪さと向き合うことになったことだ。過去の様々な失敗や自分への嫌悪感はすべて、子供の頃の親との関係のうまくいっ…

時々、双極性障害と言われた日のことを思い出す。

もうだいぶ昔のことのように感じる。私はまだ26歳で、東京で、ある大手アパレルEC企業の主力サービスのWebディレクターをしていた。 ここまで書いて、既に別人のことを話しているように感じる。私はこのときを境に、生活や生き方が変わってしまった。いや、…

この人生は夢だらけ

昨日やっと生きられるだけの金が入ってくる仕事にありつけた。 恨み節満載の記事の下書きがあって、それをあやうく公開するところだった。その前に仕事が決まってほっとしている。この一ヶ月、応募しても無視されたりリモート?ふざけんな的なことを言われた…

許せないことを許すきっかけに遭遇すること

ninatanpee.hatenablog.com 前にこんな記事を書いたんだけど。続きがあってね。 結局私、ずっとこの案件のディレクターやってて。仕事だから、やりたくないが通るわけでもないし当たり前だけど。 あれから両社歩み寄って元通りの関係になれて、むしろビジネ…

オフィスに華が咲く

昨日久しぶりにオフィスに行った。 新しいフリーランスのマークアップエンジニアの女の子が私と同い年だった。共通点が多くて話すの本当に楽しかった。(でも私は極度の人見知りなので挙動はおかしかったと思う) チームは既婚男性(30代)しかいないからそり…

「にな」と「にな」じゃない方

「にな」は高校生のときから名乗っている「リアルじゃない私」の名称。 人一倍敏感な神経をしていた学生時代、言葉は私を救った。ブログを転々としながらも、文章を書くことは止めなかったし、今も続いてる。 …リアルな自分をネットに住まわせるようになった…

もう一人暮らしを失敗出来ない

ninatanpe.hatenablog.com 去年の今頃、体調を崩して一人暮らしを断念し実家に帰ってきた。 あれから一年経ち、フリーランスでちょっとずつ仕事をしていたら今の会社からお声がかかり、正社員になって、嘔吐恐怖も、パニック障害も克服して電車にも普通に乗…

キャパシティ無理

すごい雑多な文章でごめんちょ。 一度仕事で崩したメンタルが元通りになるわけもなく、今まで積み上げてきた成功体験を土台から覆した感覚がある。 問題は、自分のキャパシティがとてつもなく狭くなっているということだ。 自分のことでいっぱいいっぱいすぎ…

パニック障害になってはじめて電車に乗れた日

9ヶ月ぶりくらいに電車に乗ることが出来ました。パニック障害になって初めて。 カウンセリングはずっと受けていて、家の周りのお店なんかはなんのためらいもなく行けたりしたけど、電車だけは乗れなかった。電車は、パニックになった場所でもあるから、特別…

幸せを勝ち取ることは、不幸に耐えることより勇気がいるの。

わたしを構成する芯みたいなものは、この映画から学んだ。 映画「下妻物語」 発売日: 2016/08/31 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 「信念を曲げるくらいなら死んだほうがマシ」というレッテルの貼られた金槌で殴ってきた、そんな強烈な映画…

わたしを豊かにするあの人

非常に心が解放された日常を送れているわけだが、そんな日々を構成する様々な影響によって、わたしは生かされている。 まずは、豊かな生活をするための実家という名のインフラには感謝せねば。家族間の問題はさておき、毎月数万円の上納とお手伝いをすること…

心の安定は人生の不安定、か。

大人になってからかつてないほどの落ち着きの中で生きている。振り返ると、わたしは常に攻めて生きてきた。卒論で最優秀賞をもらい、行きたい企業の内定を勝ち取り、やりたいプロジェクトに入った。転職して好きなECサイトの子会社に入って、MVPと昇進を勝ち…

歪んだ家族と、結婚。

結婚ってなんなんだろう。 昔から、結婚についていいことだと思ったことがない。母親と父親を見ていたら、とてもじゃないけど結婚なんて、人生のお終い、観念どころ、自分の保身のための儀式としか思えない。 結婚するということは、絶望的な未来のカードを…