仕事ときどき女の子

仕事も女の子もがんばらなくなりましたが、豊かに生きてます。

クソゲーな人生だと自覚し生きていく

正直なところ、緊急事態宣言中とても私は穏やかだった。世間が私のような超インドア派に寄り添ってくれているような気にもなったし、インターネットには様々なエンターテイナー達がたくさんおもしろいことを仕掛けてくれたし、家に出ないというのは私にとって普通のことなのにそれをしているだけで称賛される側の人間になれた。だが、そんな穏やかな毎日はすぐになくなり、様々な分断が生まれていったし、一部のまったく価値観の合わない人間にいとも簡単にぶっ壊された。(今ここ)

直近の様々な情勢の渦中で、私はひどくマイノリティだと自覚をしたし、まともに働くことが無理だったことを強制的に思い出すことになった。社長になりたいだとか、もうちょっと事業を拡大させたいだとか、私に関わる人達をせめて幸せにしたいだとか、実は無理なんじゃないか、と思い始めている。なぜこんなに社会に溶け込めないのか。いとも簡単に自信が溶けてなくなっていってしまうのか。そういう疑問を置き去りにしながら、自分で自分を傷つける。

自分の体に慢性的な不調があって検査にいったらいつもどおりストレスですねで診察終了したことや、取引先のクソみたいな人間とのコミュニケーションや、過去を振り返って思ったことや、それらが一気に波のようにザッパーンと私を飲み込んで溺れていく。波が去ったらきっと何事もなかったように日常を押し進めていくんだろう。

何なんw EP

何なんw EP

  • 発売日: 2020/01/24
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
あれほど刻んだ後悔も
くり返す毎日の中で かき消されていくのね
真っさらになった決意を胸に
あんたは堂々と また肥溜めへとダイブ

本当にそう。同じことを繰り返す。気づけば誰かに主導権を握られる。「誰か」は目に見えてわかるような単純なもんじゃない。過去だったり弱い自分だったり、母親だったりする。

クソ。本当にクソ。生まれたときからクソゲーに仕立て上げられた人生で、負の感情を正しく消化できないように捻じ曲げられて、誰かの期待を背負うことばかり求められて、自分の気持ちがわからなくなって当然だ。正しく人を嫌うとは何なんだろう。自分を好きになるとは何なんだろう。心の底から自分を褒めたことがあっただろうか。多分ないと思う。この前頑張りが認められたような仕事をこなした。でも、そんな自分を「調子に乗るな」とか「これくらいで喜んでバカみたい」とかそういう言葉でなじる自分がいた。なんで純粋にすごいって思えないの?1mmも調子に乗るような言動は取ってないよ?って子供の自分が泣きそうになる。

こうやって人生がどんどん迷子になっていくし矛盾の大きさを目の当たりにしては目の前が真っ暗になる。でもだ。あのとき死なないと自分に誓ったからもう生きていくしかない。様々な複雑な怒りを適切に自覚し処理し、品行方正に見える私の裏側では歪みに歪んだ自分をなんとかやりくりしながら人生を食いつぶす。それしか道がない。