仕事ときどき女の子

仕事も女の子もがんばらなくなりましたが、豊かに生きてます。

思い出を置いていくためにiPhoneを手放す

スマホを変えた。正確にはまだ完全に移行してないのだが、iPhoneからAndroid機種に変更した。

思い出を置いていきたいと思った。かれこれ20歳頃からiPhoneユーザーで私の代々のiPhoneには思い出がデータとして受け継がれてきたが、もうこれ以上思い出を持ち歩きたくない、なんて思った。

7年付き合っていた彼のことを夢に見る。もう7年以上前のことだ。数年前に付き合っていた人のことなど思い出しもしないのに、だ。夢を見るたびに落ち込む。楽しそうにしていたり、期待をしている自分を客観的に捉える朝が苦しい。あのときあんなこと言わなきゃよかった、あのときあんな選択をしなきゃよかった、とどうしようもない過去の選択を気にして朝から憂鬱になる。ヨリを戻したいというわけではなく、あの頃に戻って自分を改めたいみたいな気持ちに囚われている気がする。

結局のところ、深い人間関係にアップデートがない人生だ。特に家族に対する気持ちと経験のアップデートがない。私にとっては家族は落ち着ける場所ではないし、傷つく場所だし、抵抗出来ない場所だという思いに囚われている。そんなことないとは理解は出来ているから、心地いい家族を作っていこうと思って行動できればいいのだけれど、自分の感覚に確固たる確信が持てずに何も出来ない。いろいろ考えてみたり行動したりはしたが、うまくいかないかなと思って気持ちがしぼむ(ぼんやりした語彙しか持ち出せないあたり、問題点を整理出来ていないなと痛感する)。

スマホを変えても、別に何も変わらないだろう。それでも変えたのは、手っ取り早く自分の課題から目を背けられるからだ。ただそれだけだ。