仕事ときどき女の子

仕事も女の子もがんばらなくなりましたが、豊かに生きてます。

嘔吐恐怖と胃カメラ

前の記事から、予定通り胃カメラをやった。

結論から言うと、嘔吐恐怖をこじらせてる状態で胃カメラするなんて、ただの拷問だった。嫌で仕方なくて、始まる一週間前から「やりたくない~~~」って、事ある度にぼやいてた。母親に「いい加減腹くくりなさい!」とどやされてもなお腹をくくれなくて当日を迎えてしまった。

とはいえ、5年くらい前にも胃カメラやったことがあったから(このときも今みたいな状態で慢性胃炎だった)、大丈夫だろうとは思った。そのときは、つらいことは要所々々だけ感じていてそれ以外は普通だったと記憶している。だから今回もすぐ終わるさ!となかば強引に自分を正した。

病院の内視鏡室に行って、問診票を書き順番を待つ。名前を呼ばれて、中の待合室へ。座ってる人、みんなおじさん、おばさん。看護師さんに白濁の液体を渡されて、普通に飲んでる。白濁の液体は、お腹の中を膨らますやつらしい。そう看護師さんから説明があって、わたしにも手渡される。「ああ…これ飲まなきゃいけない…飲もう…飲もう…飲も(ry」と、紙コップ片手に心で念仏を唱えていても、一向に体が動かない。フリーズしていると、看護師さんから、「ダメそう?」と声をかけられ、今嘔吐恐怖で治療中なんですと伝えて、「じゃあいいわ。カメラのとき直接お腹に空気入れるから」ということになった。自分があまりに情けなくなって、少し泣いた。

次に、これは外せないから頑張ってと言われて、口の中に注射で麻酔を注入される。上を向いて、口に入れたまま3分間。つらい。マジでつらい。おじさん、おばさんが菩薩のように見える。でも口全体が痺れてきたら、なんかどうでもよくなった。3分過ぎて、魔の胃カメラへ…

名前を呼ばれて、検査室へ。看護師さんから「喉通るときはつらいけど、力抜きましょう。つばを飲み込むと苦しいから、垂らしちゃってください。」と注意があった。ここまできてもまだ腹くくれなくて、むしろ鼻からのやつとか寝てる間にやるやつとかを、真剣に病院に相談すべきだったと後悔した。

ひどく落ち込んできたところで医者登場。無駄に若い。こりゃ多分研修医か新人さんだな!?と思って不安になってきた。でもこの人に身を委ねるしかないと思いながら、マウスピースを咥えさせられた。カメラ入りますね~と言われながら、少しずつぐぐっと入ってく。喉のところに入って、体が拒否反応モードになってく。ゲーってかんじが始まる。看護師さんが「はいゆっくり鼻から吸って口からはきましょう!」と励ましてくれる。でもわたしパニック気味で、呼吸が全然出来ない。時間が経っても、ゲーってかんじと拒否反応モードのパターンは青で(?)喉を過ぎたらちょっと楽になるとか言われたけど、全然楽じゃなくて、もう顔のどっから出た液体なのかわからないくらいめちゃくちゃな状態だった。それで目の前には若い男がいるだろ?ただの拷問、というか人間の尊厳をけがされた気分だ!!

終わってから放心状態。胃の中こねくりまわされた感触が残ってる。顔もぐちゃぐちゃ。おまけにメガネ忘れて帰っちゃったし!今度は絶対口からのやつやらないし、胃は大事にしようと強く誓った1日だった。

結果の詳細は後日聞くけど、ひとまず特段の異常はないとのこと。食道と胃の間がゆるいから胸焼けとかにつながってるんじゃないか?とも。異常がないとわかったことで、少し安心した。大変だったけど、有意義であったことに変わりはないな!

カウンセリングのことも書きたかったけど、結構語ってしまったからまた今度。